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概要 †
- Redundant Arrays of Inexpensive Disks
- Redundant Arrays of Independent Disks
方式 †
基本 †
- RAID 0
- 複数のディスクに分散して書き込みを行うことで、アクセス速度を向上させる
ストライピング (Striping)
全ディスクの合計容量を利用可能だが、障害耐性はない
- RAID 1
- 複数のディスクに同一データを同時に書き込むことで、障害耐性を持たせる
ミラーリング (Mirroring)
ディスク 1 本分の容量を利用可能
- RAID 3
- 複数のディスクに分散して書き込みを行い、アクセス速度を向上させる
ビット単位のパリティを専用ディスクに書き込み、1 本の障害に耐えられる
I/O 効率が悪く、パリティ ディスクへの書き込みがボトルネックになる
- RAID 4
- RAID 3 のパリティをブロック単位にしたもの
1 本の障害に耐えられる
I/O 効率は上がるが、パリティ ディスクへの書き込みがボトルネックになるのは同じ
NetApp では一旦 NVRAM に書き込むことで、デメリットを回避している
- RAID 5
- RAID 4 のパリティを分散して書き込むようにしたもの
1 本の障害に耐えられる
パリティが分散されるため、RAID 3, 4 のボトルネックが解消されている
3 本以上のディスクで構成する必要があり、ディスク本数 - 1 (パリティ分) の容量を利用可能
- RAID-DP [Double Parity]
- RAID 6 の実装の一つ
RAID 4 のパリティ ディスクを 2 本持つようにしたもの
2 本までの障害に耐えられる
4 本以上のディスクで構成する必要があり、ディスク本数 - 2 (パリティ分) の容量を利用可能
複数方式の組み合わせ †
- RAID 0+1
- ストライプした領域をミラーリングする
別々の RAID 0 グループで同時にディスク故障が発生した場合は全損となる
2 本同時故障で全損となる確率は、4 本構成の場合 33%、6 本構成の場合 60%
4 本以上のディスクで構成する必要があり、ディスク容量の半分を利用可能
- RAID 1+0
- ミラーリングした領域をストライピングする
同一の RAID 1 グループで同時にディスク故障が発生した場合は全損となる
2 本同時故障で全損となる確率は、4 本構成の場合 33%、6 本構成の場合 20%
RAID を構成する本数が多いほど、RAID 0+1 よりも障害耐性が高くなる
4 本以上のディスクで構成する必要があり、ディスク容量の半分を利用可能
- RAID 5+0
- RAID 0+5
- RAID 5+1
- RAID 1+5
- RAID 5+5
Last-modified: 2020-07-08 (水) 18:10:14